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「房総でも結構日焼け出来るんだな。
それより指輪返してくんね？
千鶴に怒られちゃう」


一之瀬斗真は社長室に来た早々

勝手にひとりで喋っていた。


この一之瀬斗真が千鶴の相手ってわけか。


「はしゃぎすぎだぞ」


本條斗真が一之瀬斗真に

先程の記事を差し出す。


「俺じゃん！てか、名前が兄弟になってるし！
修正しといて！これで俺も日本で有名人だ！」

「日本でって……どういうことですか？」