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真知子からの招待状

第55章 本條斗真への招待状

「僕は最初から何も気付いていませんよ。
真知子さんの一人芝居です」

「そんなはずないわ。だったらなぜ弟さんが
LPH RESORTに……」

「失恋して落ち込んでいたので
LPH RESORTを紹介したまでです。
会員証を無断で貸したことは謝ります」


斗真が私に向かって頭を下げる。


「それだけですか?」

「そのおかげで僕は胡桃と過ごすことが
出来た。真知子さんが弟を僕だと勘違いしてる
隙にね」

「胡桃さんと過ごしてるって……
胡桃さんとは終わりにするって……」

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