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真知子からの招待状

第57章 本條斗真の決断⑥

仕事は午後から深夜までしていた。


これがきっかけで社内から不信がられ

社長を辞職することになっても俺は後悔しない。


椅子に座ることを促されたが

俺は病室の隅の方に立ち

胡桃を見守っていた。


胡桃の無惨な姿を目の当たりにしても

平井直也を責める気には

どうしてもなれなかった。

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