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真知子からの招待状

第57章 本條斗真の決断⑥

胡桃の病室の出入りを許され

俺は毎日病院に通い

花瓶の花を交換し続けた。


「おはよう胡桃」

「……」


返事は無いが

花が交換されたことが分かると

胡桃は御辞儀をする。


「本條さん、お仕事は大丈夫なんですか?」


胡桃の父親は仕事で毎日は来れず

母親が俺を気遣う。


「お気になさらずに。僕がそうしたいんです」

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