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真知子からの招待状

第57章 本條斗真の決断⑥

花瓶に向日葵を活ける。


胡桃はいつも通り御辞儀をするが

口元が震えている。


「ほ……ほ……はぁ……に……あ……あ……せ……え……」


胡桃の口元が動いた。


「と……お……ま……に……あ……は……せ……て……」


胡桃が両手を伸ばす。


「と……お……ま……に……あ……わ……せ……て……」


胡桃……

俺はここに居るよ。

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