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真知子からの招待状

第57章 本條斗真の決断⑥

背後から肩をポンと叩かれ振り向くと

胡桃の父親が涙ながらに頷いていた。


俺はベッドの上の胡桃を抱き寄せた。


「胡桃……胡桃……」


胡桃が俺の胸の中で何度も頷く。


病室内はそれぞれが感極まり

言葉にならなかった。


俺も胡桃の名を呼びながら大泣きした。

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