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真知子からの招待状

第58章 佐伯胡桃の想い⑧

目の前で光を放ったペンライトが

左右へと移動する。


ぼんやりとだが

私の目はその光を捉えた。


医師がペンライトを消す。


視界の先に見えるのは


お父さん

お母さん

お姉ちゃん

愛菜


そして……


遠慮がちに病室の片隅に立っている


斗真

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