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真知子からの招待状

第58章 佐伯胡桃の想い⑧

「斗真くん、イタリアンは好き?」

「馬鹿ね。男の人の胃袋は和食で掴むのよ。
だから清春さんは楓を置いて単身赴任なのよ」

「ひどーい!母親の台詞じゃない!」

「酷いのは楓の料理よ。よくもまあ
こんなに焦がしたもんだわ」

「あ、斗真くん来てたのか。気付かなかった」


照れからなのか

お父さんのわざとらしさが

とにかく毎回一番酷かった。

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