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真知子からの招待状

第60章 直也から真知子への招待状

そもそも俺の会社には

最初から従業員などひとりも居なかった。


俺は天涯孤独だった。


幼少の頃に親が離婚。


親戚中をたらい回しされた挙げ句

施設に預けられた。


この50年は常に気を張っていた。


馬鹿にされたくなかった。

回りの者を見返してやりたかった。


トップを取りたかった。

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