BL短編
第5章 Honey Trap
「次の日から俺は入院することになって、廣樹に会ったのはその日だけだった。廣樹が俺にかけてくれた言葉、すごく嬉しくて…。なのにお前忘れてるし…」
「…ごめん」
「引っ越すことになったのも、俺のせいなんだ。東京の病院で手術受けることになって、俺一人にされされないからって両親が。」
「そうだったのか」
俺は佑哉のことばかり考えてた。小さい頃に1度だけ会った親友の弟のことなどあまり気に留めていなかった。
でも、俺が何気なく行った一言をずっと覚えていたなんて。
「茜は廣樹のことずっと好きだったんだよ、さすが双子だよね。」
「えっ?」
「僕も廣樹のこと好きだったんだ。」
「そうなのか…っ」
「でもさ、僕は茜も大切だから廣樹のこと独り占めなんてできないよ。」
「どういうこと…?」
「だから、僕は決めたんだ」
「廣樹のことシェアしようって」
「…ごめん」
「引っ越すことになったのも、俺のせいなんだ。東京の病院で手術受けることになって、俺一人にされされないからって両親が。」
「そうだったのか」
俺は佑哉のことばかり考えてた。小さい頃に1度だけ会った親友の弟のことなどあまり気に留めていなかった。
でも、俺が何気なく行った一言をずっと覚えていたなんて。
「茜は廣樹のことずっと好きだったんだよ、さすが双子だよね。」
「えっ?」
「僕も廣樹のこと好きだったんだ。」
「そうなのか…っ」
「でもさ、僕は茜も大切だから廣樹のこと独り占めなんてできないよ。」
「どういうこと…?」
「だから、僕は決めたんだ」
「廣樹のことシェアしようって」
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