BL短編
第2章 激しい兄弟愛
俺は、幼い頃に父を亡くした。それから数年間、母は女手ひとつで俺を育ててくれた。そんな母には感謝してもしきれないくらいだ。
ある日、母に再婚したいと言われた。母が幸せになれるなら、と快諾した。そして母は再婚し、俺には弟ができた。年は3つ離れている。
「初めまして、俺は蛍(ケイ)。これからよろしくね、友也(トモヤ)。」
「...うん。」
初めて会った時は、父の背中に隠れていた。
とても小さく、触ったら壊れてしまいそうで、これから大事にしてあげたいと思った。
「友也、遊びに行かない?」
「行く!」
「ねぇ、お兄ちゃん、宿題教えて?」
最初は仲良くできるか不安だったが、今ではお兄ちゃんと呼んでもらえるのが嬉しくて、ついつい甘やかしてしまうくらいだ。俺はきっと、この頃から友也のことが好きだった。
それから数年が経ち、俺は大学生、友也は高校生になった。
「兄ちゃん、大学生おめでとう!」
「ありがとう友也。友也も高校進学できて良かったな。」
「兄ちゃんが、勉強見てくれたおかげ!マジ兄ちゃんいなかったらヤバかったよ。」
「高校入れたからって油断するなよ。留年してもしらないからな。」
「げっ!いきなりそんな話?やめてよ〜、ほんとになったら困るし!」
ある日、母に再婚したいと言われた。母が幸せになれるなら、と快諾した。そして母は再婚し、俺には弟ができた。年は3つ離れている。
「初めまして、俺は蛍(ケイ)。これからよろしくね、友也(トモヤ)。」
「...うん。」
初めて会った時は、父の背中に隠れていた。
とても小さく、触ったら壊れてしまいそうで、これから大事にしてあげたいと思った。
「友也、遊びに行かない?」
「行く!」
「ねぇ、お兄ちゃん、宿題教えて?」
最初は仲良くできるか不安だったが、今ではお兄ちゃんと呼んでもらえるのが嬉しくて、ついつい甘やかしてしまうくらいだ。俺はきっと、この頃から友也のことが好きだった。
それから数年が経ち、俺は大学生、友也は高校生になった。
「兄ちゃん、大学生おめでとう!」
「ありがとう友也。友也も高校進学できて良かったな。」
「兄ちゃんが、勉強見てくれたおかげ!マジ兄ちゃんいなかったらヤバかったよ。」
「高校入れたからって油断するなよ。留年してもしらないからな。」
「げっ!いきなりそんな話?やめてよ〜、ほんとになったら困るし!」
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