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ジッパー様

第2章 喘ぐ女たち

 メガネ女は白い指に胸を揉まれていた。


「……んッ……ふぅッ……んんッ……」


 メガネ女は身体を震わせながら、必死に気づかないフリをしている。しかし、白い指がブラジャーを下にずらして敏感な部分をつまみ上げると「んあっ!」と声を漏らしてしまった。
 その瞬間、白い指はスッと背後に消えていく。


「……ハアハアッ……お願い、ハルカ……何か話をして……?」


 メガネ女が呼吸を乱しながら、私にお願いする。


「何かって……」


 明らかに異常な光景なのに、何もなかったように振る舞うのは無理がある。



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