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ジッパー様

第16章 刺激を求めて

 そう思ったのに、伊崎社長は突然キスをやめてしまった。


「そろそろだな」

「えっ……」


 プールサイドからガヤガヤと声がする。
 見ると、若い男三人がプールに入ってきた。


「泳ぎ方は彼らに指導してもらうといい」


 そう言うと、伊崎社長は先にプールから上がってしまった。


 そんな……。あんなに熱いキスをしておいて放置するなんて、この火照った身体どうすればいいの?
 それにこんな状態で指導なんてされたら……。


「君がハルカさんだね? レッスン、始めようか」

「……っ……」


 私は男三人に囲まれた。


「準備運動はした?」

「まだです……」

「だめだよ、準備運動しないと溺れてしまうよ」



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