ジッパー様
第17章 なり損ないの末路【セイヤside】
「ふっ……さすがは私の犬だな」
俯いていた伊崎社長が横目で僕を見た。
伊崎社長の瞳は灰色に変わっていた。まるで別人だ。
「その瞳……。あの頃のジッパー様とそっくりだわ……」
いちごがボソッと呟く。
あの頃のジッパー様って?
「ぐおおおッ……!」
突然、伊崎社長が獣のような唸り声を上げた。
「伊崎社長……!」
「……やめ、ろ……近寄るなっ……」
伊崎社長はなんとか自我を保っているようだった。ふらふらと立ち上がると、部屋を出て行った。
僕は拳銃を持って、後をついていく。
僕を襲ってこないということは、まだ伊崎社長には自我があるということだ。
しかし廊下を歩いている途中、伊崎社長の身体は徐々に変化していき、腕が両脇から生えて四本になった。
俯いていた伊崎社長が横目で僕を見た。
伊崎社長の瞳は灰色に変わっていた。まるで別人だ。
「その瞳……。あの頃のジッパー様とそっくりだわ……」
いちごがボソッと呟く。
あの頃のジッパー様って?
「ぐおおおッ……!」
突然、伊崎社長が獣のような唸り声を上げた。
「伊崎社長……!」
「……やめ、ろ……近寄るなっ……」
伊崎社長はなんとか自我を保っているようだった。ふらふらと立ち上がると、部屋を出て行った。
僕は拳銃を持って、後をついていく。
僕を襲ってこないということは、まだ伊崎社長には自我があるということだ。
しかし廊下を歩いている途中、伊崎社長の身体は徐々に変化していき、腕が両脇から生えて四本になった。