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ジッパー様

第20章 過去の記憶

 どうして? 嫌なのに感じてしまう……。私の身体を這う手が嫌なのに、この先の快楽に期待して、身体が疼いてしまう。


「気持ちいいのだろう? シホ。もっと感じなさい、私に身体の全てを委ねなさい」

「……あぁあっ、だめっ……。そんなっ……同時に……!」


 父の太い指が、膣の中に入ってくる。そして敏感なところと同時に責められた。


「さあ、シホ。こっちを向いて、ゆっくりと腰を沈めなさい」

「!」


 そんなっ……挿入まで!?
 そこを越えたら、もうっ……


「どうした? 何を躊躇っている?」

「……っ……」

「怖いのか? 大丈夫だ、この前やったみたいに、身体の力を抜けばいい」

「……っ!」


 嘘でしょ……シホはもう父親と……!


「……はい、お父様……」


 私の意思とは関係なしに口が動く。
 そして私はゆっくりと腰を沈めた。



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