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ジッパー様

第22章 ジッパー様の正体

「きゃっ……」


 私の身体は何かブヨブヨとした塊の上に乗った。そしてヌルヌルとした複数の何かが、蛇のように私の身体を這いずり回ってきた。


「いやっ……」


 周りは暗闇で、一体何が起きてるのかわからない。でも耳のそばでは微かにジッパー様の息遣いが聞こえた。


「……シ……ホ……」

「……ジッパー様?」


 その時、私の胸の膨らみを何かが掴んだ。


「……あっ……」


 それは手の感触だった。五本の指で私の乳房を揉みしだいてくる。


「……んっ……」


 まさかこれは、ジッパー様の手?


「……シ……ホっ……」


 耳元では私の名を呼ぶ、ジッパー様の苦しそうな声が響く。



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