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ジッパー様

第25章 連鎖

 私はジッパー様との戯れを思い出す。
 あの喫茶店で、何度もジッパー様に愛された。いちごに「ハルカは特別」だと言われてその気になっていた。


 あれは一体なんだったの?
 私はジッパー様に愛されていたんじゃなかったの?


 シホさん、綺麗だった。
 でも私だって、負けてないはず。
 この身体を求めて、男たちが群がってくるんだもの……。


 ふと目を覚ますと、部屋の中は真っ暗だった。私はいつの間にかベッドで寝ていた。セイヤさんの匂いがする。


「……はあっ……」


 私は吐息を漏らした。
 なんだかアソコが疼いてたまらない。


「……セイヤさんっ……」


 したい。今すぐセックスがしたい。


 私はベッドから起き上がると、セイヤさんの姿を探した。セイヤさんはリビングのソファーで眠っていた。


「……本当に手を出さないなんて……」




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