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ジッパー様

第25章 連鎖

 私は全裸になって、セイヤさんに跨った。そして膣口に固くなった肉棒を擦り付ける。


「……お願い、セイヤさんっ……」

「あかん、あかんのや! 今度は本当にっ……」


 セイヤさんは私の身体を跳ね退けた。


「どうしてっ!?」

「ハルカちゃんと僕は……双子の姉弟なんや!!」

「……え?」

「僕とハルカちゃんは、九条シホが産んだ子供なんだよ!!」

「!?」

「だから、セックスしたらあかんのや!!」


 セイヤさんは泣いていた。
 私はわけがわからず、しばらく呆然とした。


 数分後。私は我に返り、自分のしたことを恥じる。


「あんなことして、ごめんなさいっ……」

「……ええよ……」


 セイヤさんは切ない表情で微笑んだ。


「僕らが双子の姉弟だと気づいたのは、ジッパー様のことを色々調べてる時やった」


 セイヤさんは、ポツリポツリと話し始める。



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