テキストサイズ

箱……戎

第1章 プレゼントボックス


「あっ――――…あっ、んん…」


女の…高まる声――――…


母のだとすぐに分かった


女の――――…雌の声だ…吐き気がする…


「んっぅっ…はぁはぁ…み…あっ、美保――――…」



父の声だ――――…


なんてセクシーで艶のあるいい声…


興奮する…父の熱く高まる声は…私の脳を刺激した



「美保――――…美保…」



ただ――――…気にくわないのは…


父が抱いているのは…母だと言うこと


何度も…母の名を呼び…

溺れたような声で母にしがみついてるのだと思うだけで嫉妬の感情が興奮を上回る


やめて――――…やめて…


お父さん…


お母さんなんか…抱かないで…


お母さんなんか…そんな熱く呼ばないで…



「お願い…お父さん…ミキ――――って…私を呼んで…囁いて…」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ