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Hello

第42章 from jealousy * バンビズ


Sho


二日続けて、結構ハードな抱き方をしてしまった潤は、涙を見せながらも、目を閉じた表情は穏やかだった。

汗と体液まみれな体を拭きあげてやっている間に、意識を落としたみたいで、すうすうと静かな寝息をたてている。

裸の肩に毛布をかけてやってから、俺も潤の横に滑り込んだ。

温かな体を抱き寄せて、潤のうなじに顔を近づけ、小さくキスする。


唇には……まだしてやらねぇよ。


ふっと笑って、潤の柔らかな髪の毛を撫でた。


お前は俺だけを見てりゃいい。

キスしてくれないのは、どうしてだろう、って。
追いかけてこい。


潤。

俺は、きっとお前が思うより、ずっとずっとお前を愛してる。

お前の瞳が、他の男を映すことを許さないくらい。
仮に、お前に触れるやつがあらわれたら、きっとそいつを殺しかねないくらい。


……我ながら怖いんだ。



腕の中の潤が、温もりにすり寄ってきて俺の胸に頭を乗せた。
……俺は、ぎゅっと潤を抱き締めた。


…………おまえは誰にも渡さねぇよ?

覚悟しておけ。



俺の愛は、お前にある。




fin.

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