僕のまーくん。
第10章 5人で集まったら……
横にいるまーくんを、チラッと何となく見た。
…………えっ?
まーくんの表情がちょっと、怖いんだけど……
どうしたの?
「まーくん?」
ん?って僕をパッと見た時はいつもの柔らかい表情のまーくんだった……何?今の……気のせい?
「何?かずくん、どした?」
ってニコニコしてる。
やっぱ気のせいか。
そんな会話に集中してる間に、潤くんが、大ちゃんに挨拶してた。
「松本です。大ちゃん先輩よろしくですッ!」
って。
そんな感じで、集合場所の駅前に、5人が揃ってワチャワチャとしていた。
「どこ行くか決めてる?」
って櫻井先輩が聞いた。
まーくんが、
「とりあえず、ボーリングとか?……みんな行きたいとこある?」
って聞いた。
「カラオケ~?」
櫻井先輩が言う。
「ゲーセン?」
潤くんが言う。
「どこでもいいよ」
大ちゃんが言う。
僕も、
「僕もどこでもいいですよ」
って答えた。
みんな、バラバラ決まんないか。これじゃ……
「はい!ハイッ!ならさ、全部制覇してみね?」
まーくんが、またとんでもない事を言い出す。
ボーリング行って、カラオケ行って、ゲーセン?
疲れそう!どんだけ、元気なんすか?
僕のまーくんはぁっ!
「全然行けんじゃね?(笑)」
櫻井先輩が言う。
「よっしゃ、行こう行こう!」
5人も、高校生が集まればそりゃワチャワチャするよね。
しかも。
本当にみんなイケメンだわ。この人達。
後から来た、大ちゃん先輩も綺麗な顔してるし。
……僕とまーくんは、付き合ってるカップルだけど❤この人達は、いないのかな?
彼女さん。
……いや、彼氏さんもあり得そう(笑)なんてね。
いないのが、不思議なくらいモテ男代表が揃いに揃ってる🎵
……まぁ、僕のまーくんは、その中でも断トツ1番にイケメテルんだから❤
まーくんの手を握りたい所だけど、それは我慢して一緒に遊ぶの集中しよっと。
それから、僕達5人は電車に乗って、街までみんなで行った。