僕のまーくん。
第11章 それぞれの誤解
「オレの好きな人は~~~~」
うん、うん。
「せ~のでいくよ~?」
……潤くん、嫌がってたくせに、楽しんでるなぁ
「せ~~~のっ!」
「ニノッ❤」
はっ、はいぃぃぃい~~~!?
まさかの僕の名前を出して、思いっきり、こっちを指差してる潤くん。
は?
そこにいる全員が固まってるのを感じた。
僕も、余りにも急な告白?に口をあんぐり開けて、バカみたいな顔してた。
「ニノ?!」
目の前にいた櫻井先輩も、僕と同じ反応をしてた。
「そっ❤」
そっ❤……じゃなくてっ!潤くん!
どういう事ですかぁぁ?
僕は、口を開けたまんま潤くんをポカーンとして見てた。
「なんで?……僕……?」
やっとこれだけ言えて。
「だって、ニノ超可愛いしっ❤わんこ🐶みたいなんだもんなぁっっ」
そう言って、僕の顔をグリグリと潤くんの手が撫で回す。
いやいや、近いってば!
潤くん……はぁ……
そういう事……ね。びっくりさせないでよぉ……
「ね?先輩達も、思いません?!ニノ、超可愛いでしょッ?!」
…………ちょっ、ちょっと潤くん!
何言っちゃってくれてるんですか?
は、恥ずかしいッわ!
まーくんを、チロッと横目で見ると、プッ!(笑)
まーくん!イケメンがなんて顔してんですか!?
鳩が豆鉄砲くらったら、多分こんな……顔?
まーくんも、まだ何にも話せない状態で。
更に潤くん、責める……?
櫻井先輩に、
「オレ、男もいけるんです❤」
なんて、いきなり衝撃発言ぶっこんできたぁっ!
「だから、ニノも大好きだけど……先輩の顔も、好みですよっ❤」
って。
潤くん、いくら何でも、色々ぶっちゃけ過ぎでしょう~~!
「ハッ!?オレ~?」
あっ、やっと戻ってきた櫻井先輩。
多分どっか今、完全にいっちゃってたでしょ?(笑)
それにしても、潤くんのおかげで色々助かったぁ~
ね?まーくん!
まーくんは、まだ口が聞けないみたい(笑)
ちなみに、大ちゃん先輩は、ただニコニコずっと笑ってた。
潤くん、とりあえずこの状況助けてくれてありがとう❤