僕のまーくん。
第3章 気付いてるの?
ボワッ////
えっ?えっ?
まーくんが、今言ったことが瞬時に頭の中でリピートする。
「もうちょっとこのままでいてもいい?」
って、言った?
本当にまーくんが言った?
それも、今まで見たことない表情で‥……なんだか、イケメンのまーくんの顔が、グッと男になって‥……‥……‥……‥……!!
キュ~~~~ン❤❤❤❤
嘘だろ?嘘でしょ?まーくんが?僕に?僕を?抱き締めて???
なんっっっでぇぇ?
ドキドキドキドキドキドキ。
ヤバイ!ヤバイ!ヤバイ!ヤバイ!
まーくんにそんなこと、急に言われて、僕は、僕の感情は、一気に押さえられなくなりそうになって、真っ赤な顔したままウルウルしているであろう上目遣いで、まーくんを見上げて、こんなこと口走ってしまったんだ!!
「まーくん、知ってるの?僕の気持ち‥……‥……」
時が、ピタリと止まったら、こんなんなるのかな?って不意に思いながら、自分が今口にしてしまった言葉を思い出して、慌てて口に手を当てた。
わずかな沈黙のあと。
急に、口を押さえてた手をグイッと掴まれたかと思ったら、まーくんの口が僕の口にふわっと重なってきた。
!!!!!!!!!
まーくん!!!
と、キスしてる‥……‥……!?の???
すぐに、パッと離された。
まーくんは、真っ赤な顔して
「かずくんっ!ごめんねッ!」
って。謝った。
僕は、まーくんがなんで謝ったのかも、キスされたって状況もまだよく分からない状況で‥……‥……
「‥……‥……ごめん?」
って聞き返していた。
そんな僕の顔もずっと真っ赤なままだ。
僕らは、お互いにこの状況についていけてないのかも知れない。
まーくんを、こんな近くに感じて頭の中はヒートアップ状態なんだから。僕がさっき言った言葉をまーくんは、理解してるのかな?
僕の気持ちに、気付いてるのかな‥……??
キスされたって、事実に僕はただただ動揺してしまって、肝心の、まーくんのごめん。の言葉をちゃんと理解出来てなかったんだ。
この時は。