僕のまーくん。
第5章 同じ想い
Nside
キーンコーンカーンコーン🎵
よしっ!ダッシュだ!!
放課後。
朝、まーくんと約束した放課後になった。
約束したあとに、色々あって色々ゴチャゴチャ考えたけど、潤くんという、心強い仲間を味方につけて僕はずっと心に閉まってたあの気持ちを大好きな大好きなまーくんに、伝えに行こうって!
とにかく伝えに行こうって!!!
僕の気持ちが怯んじゃわないうちに、とにかくダッシュで体育館までまーくんに会いに行こうって思った。
ドキドキドキドキドキドキ❤
走ってきたからだけじゃない、ドキドキが止まらない~~痛いくらい、心臓が鳴る。
今日は一体僕の心臓は、どれだけの鼓動を打ってるんだろう‥……‥……一生分ドキドキしてるような感覚になる。
ふぅー。
深呼吸をちょっと深くしてみる。
それでも、まだ落ち着かない。
‥……‥……‥……
まーくんは、まだ体育館にはいなかった。
何人かもう、ボールをダムダムやっているけど、キョロキョロ見回して見てもまーくんはいなかった。
ってか、まーくんいたら一瞬でわかるんだけどね。
僕は、上からまーくんの姿を探していた。ここから見るのが僕のお気に入りなんだ。
大好きなまーくんのボールを一生懸命追う姿に何度キュンキュン❤してきたかな‥……
中学のまーくんも、カッコ良かったけど高校生になったまーくんは身長もスゴく伸びて、少し髪の色も茶色く染めて‥……スラッっとした手足に、小顔なイケメンくん❤
高校に入って、またまーくんのバスケットをやってる姿を見れるんだから本当に幸せだ❤
‥……完全に乙女だな(汗)僕‥……ハハハ
なんて、考えてたら、急に耳をつんざくような
キャー❤❤って女子たちの悲鳴みたいな声がした。
「キャー相葉くん~~~❤❤」
‥……‥……‥……‥……‥……‥……‥……‥……。
ミーハーな女子たちのキャーキャーに僕は、我に返った。
そうだった。
まーくんは、僕のまーくんではない。
高校生になって知った事実。
かなり、おモテになっているまーくんがいたんだった。
下を見たら、まーくんがダムダムやってた。
ドキン❤
朝のまーくんを思い出す。
あのダムダムやってるまーくんと僕は‥……キスしたんだよね‥……ね?まーくん?
早く近くで話したいよ。