僕のまーくん。
第26章 何がどうしてこうなった!?
Aside
絶対、見ちゃいけないものを今。
見てしまった。
思わず、振り返ってかずくんの
方を見たけど。
僕の頭はあの今見てしまった光景が
余りにも衝撃すぎて、
言葉にならずに、ただただ指差ししながら
かずくんに訴える事しか
出来なかった。
翔ちゃんが、松潤に襲われてた!?
いや、違う。
今見ただけの感じじゃ、
結構甘いキスしてる感じじゃなかった?
マジ!?
もう1回見たくないけど、確かめたい。
本当に、あの二人だったっけ!?
僕は、そぉっとまた小窓から覗き込んで
確かめた。
!!?
やっぱ、そうじゃん!
キスしてる!!
翔ちゃんと松潤に間違えない!
しかも、今見た感じじゃかなり
濃厚な感じ…………
あっ、ヤバい!
鼻血でそう。
かずくんが、どうしたの?って
なんか察して小さい声で、でも
慌てて僕の顔を覗き込んできた。
A「とりあえず行こう」
こっから、離れなきゃ色々ヤバい。
僕は、かずくんの手をグイグイ
引っ張って、部室からとりあえず離れた。
ハァハァ二人して言いながら、
部室から見えない所まできてようやく
かずくんの手を離した。
N「まーくん、何見たの?ねぇ!?」
かずくんがほっぺをを赤くしながら
捲し立てる。
N「ねぇ!誰かいたの?潤くん?」
僕はたった今見た信じられない光景を
思いだしながら、かずくんに言った。
A「かずくん……あの二人……
キスしてた……」
チラッとかずくんを見ながら、
言うと
3秒、間を開けてかずくんが
N「はっ?!」
物凄い大きな「はっ?!」が
飛び出した。
だよね?
その反応になるよね?
僕もまだ、信じられないもん。