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僕のまーくん。

第26章 何がどうしてこうなった!?


部活があった後、潤くんは多分まだ
そのまま残ってたのかな?


それも、櫻井先輩と?


潤くん……一体何考えてんだろ?


まーくんと二人で学校に向かう途中


A 「ねぇ?松潤ってもてるんだよね?」

まーくんが唐突に聞いてきた。


N 「すごいもてるよ!先輩と本当に
付き合ってるってなったら、女子が
大騒ぎなんじゃない?」


多分、すごい事になるのは想像出来る。


A 「ってかさぁ、翔ちゃんのほうもだよ?」


N「あっ!そっかぁ……あの人も有名人
だしねぇ」


A 「学校のどこにいるんだろうね?」

N「校庭のどっかかな?」

A「とりあえず探す?」

N「うん、探してみよっ?」


学校に着いた。

僕らはとりあえず、校庭をグルッと
見回して。

それらしき人がいないか、探した。


数人まだ残ってなんかやってる
人達がいたけど、その中に
あの二人はいなかった。


A「いないみたいだねぇ」


N「うん、いない。あっち
行ってみる?」


校庭を離れて、テニス部の部室の近くまで
やってきた。


人の気配は周りにはなさそうだ。


A「誰かいるかなぁ?」


N「ねぇ?こっちから、中見えそうだよ。
まーくん、背高いから見えんじゃない?」


上に小窓がついてる。
結構高い場所にあるから、僕からは
ちょっと無理そうだけど……


まーくんなら、なんとか覗けそう。


A「なんか、覗きやってる変な奴に
間違えられたりしないかな?」


まーくんが、苦笑いしながらちょっと
不安げな表情を浮かべた。


N「大丈夫だよ!僕がこっから、
見張ってるよ!」


そうまーくんに言うとじゃあ、って
言って小窓から、中を覗き込んだ。


N「どう?誰かいる?」


何故か、小さな声になってしまいながら
まーくんに聞いた。


と、同時に


A「!!!」


バッとこっちを振り返ったまーくんが

片手で口を塞ぎながら


小窓に向かって必死にもう片手で、
無言で指差しして何かを訴えた。


N「はい?誰かいるの?」


まーくんの慌てぶりに僕も
また小声で聞き返す。


 

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