
僕のまーくん。
第27章 潤くんと櫻井先輩の関係
Nside
N「キス!?」
まーくんが、言った言葉についてけない
頭で、色々考えた。
やっぱ、付き合ってたんだ。
潤くんが言ってるのは、嘘じゃない……
本当に、いつの間にそんな事に
なったんだろう?
すごいな。
N「あっ!まーくん!」
まーくんを何気なく見ると
まーくんの鼻から赤いものが一筋。
N「鼻血!鼻血でてるよ!
まーくん!」
A「わぁ!」
持ってたバッグの中から慌てて
ティッシュを出してまーくんの
鼻に当ててあげた。
N「大丈夫?まーくん……
刺激強すぎたんじゃない?」
まーくんの顔を覗き込みながら、
ちょっと可笑しくなってプッと
吹き出してしまった。
A「……ひょうへきが、ふごふぎた……」
鼻を強めに塞がれてる
まーくんは、
フガフガ言ってなんて言ってるか
聞き取れなかった。
N「えっ、何?」
少し力を緩めてあげて、もう一度聞く。
A「だから、衝撃がすごすぎたのっ!」
あっ、衝撃ね!
凄かったのね?
そりゃ、そうだろう。
潤くんと櫻井先輩のそんな所に
出くわして、もろに生で
見ちゃったら、鼻血が出てしまう
まーくんの気持ちも分からなくはない。
N 「ふたり……だったの?本当に……」
自分の目で見てない僕は
まだ信じられなくて。
まーくんにもう一度確かめる。
A「うん……」
まーくんも、目を大きく開けて
頷いた。
N「マジかぁ……」
僕が一言呟いた後、しばらく二人とも
黙った。
まーくんの鼻血も止まりかけた頃。
N「行ってみよっか?」
僕がまーくんに言った。
