
僕のまーくん。
第28章 夏休み最後の思い出作り
Nside
学校からの、帰り道。
なんだか、暑いし疲れてきた。
まーくんと今日もせっかく一緒に
いれるわけだし。
あの二人の事は、一旦置いといて。
もう、早く家に帰って涼しい部屋の中で
まーくんと、ゆっくり一緒にいたい。
なんて、考えてまーくんを見つめた。
横にいたまーくんが、僕の視線に
気付いて、んっ?って顔してる。
カッコいいし、可愛い。
僕のまーくん。
昨日の出来事を思い出してしまう。
僕の事を、大事にしたいからって
ゆっくり進めていこう。って
言ってくれたまーくん。
でもさ。
夏休みも、もうあとちょっと。
付き合えるようになって。
こんなに、まーくんと一緒にいれる
時間も、学校が始まったら
あんまりなくなっちゃうんだよ?
せっかく、こんな貴重な時間を
ふたりで過ごせるのに……
何にもないのは、勿体なくない?
ねぇ、まーくん?
………………。
カッコいいまーくんを見ながら
僕は昨日のあれこれを思い出して、
急に、思い付いた!
N「まーくん、ちょっと店寄っていい?」
A「ん?いいよぉ」
あれだ!あれをまず買っとこう。
僕は、思い付いた物を購入するために
ドラッグストアに入った。
N「まーくんは、あっちで待ってて」
まーくんには、内緒で買いたい。
だって、みつかると悟られちゃうし。
詮索されないように、然り気無く
然り気無~く。
決めていた物の所に、素早く移動!
って思ってたけど、なんせ初めて
買うから、場所探すのもキョロキョロ
しながら、やっとの思いで探し出して。
これでいいんだよね?
僕が、こんなに準備万端な事知ったら
まーくんは、どう、思うかな?
でも、昨日の事考えてたらまーくんは
まだ先伸ばししたいのかなって思う。
僕を大事に大事に思ってくれすぎて。
だけど、僕はもうまーくんとあのエッチな
雰囲気になっちゃったら、早くまーくんと
大人の関係になりたいって思うんだよ。
それなら、準備も必要なんでしょ?
まーくんが、なかなか動かないなら
僕が持ってたっておかしくないよね?
僕だって、男だよ?
それに、この時代。
ちょっとググれば色々分かっちゃう。
そっちのお勉強は習得済みだよ。
