僕のまーくん。
第29章 ついに……
Aside
A「かずくん、もう指が3本入ってるよ」
かずくんのそこに、どうしても
力が入っちゃうのが分かるから
僕はかずくんの気を少しでも
逸らそうと思って、振り向いた瞬間
唇を塞いだ。
僕の思った通りに、かずくんは
キスに集中してだんだん力が抜けて
きたのを感じた僕の指は、いいかな?
って少しずつ本数を増やして解していった。
かずくんの熱い中が、僕の指に
キュウキュウと絡んでくる。
僕は僕で、そんな行為はもう限界
だった。
A「……僕も、もう……ちょっと
ヤバい……」
そうかずくんの耳元で囁いた。
正直、こんなかずくんの姿をさっきから
ずっと目の前にしてるわけだし。
N「……ふぁっ…まーくんっ…」
耳元で囁かれて、かずくんの身体が
ピクンと反応した。
N「……ね、いいよ…まーくん」
水分を多く含んだ目が僕をジイッと
見つめた。
かっ、可愛い……
かずくんの「いいよ」の言葉に
ますます身体が熱くなるのを感じた。
僕は、カチャカチャとズボンのベルトを
外して一気に脱ぎ捨てた。
同時に着ていた上も、ガバッと脱ぎ捨てて……
とっくに、臨戦態勢の僕のソレはやっと
外の空気に触れ、ヤル気満々だ。
かずくんがそんな僕を見ながら待って
くれてる。
A「かずくん……いい?」
僕が言うとかずくんが、四つん這いの
姿勢のまんま、こっちを振り返って
コクンと黙って頷いた。