僕のまーくん。
第5章 同じ想い
「ぅんんっ‥……」
‼‼‼‼
まーくんの舌が、僕の口内にヌルッと入ってきた。
何にも考えられない‥……
僕の舌をまーくんの舌が追うように、這う。
「んっ、ぅんっ」
そのまま、角度を交えてまたまーくんの舌が僕の舌に絡み付く。ハムッと唇を軽く噛んだり舌をちゅうっと吸ったりされて、僕はまーくんのキスにすっかり夢中になった。
だって、ずっとずっとまーくんの事大好きだったんだから、この状況が自分の事みたいな感じがしなかった。
‥……‥……‥……まーくん❤❤❤❤キス、上手い‥……
‥……‥……‥……気持ちいい‥……
どれくらい、深いキスしてたんだろう‥……
まーくんとの初めてのキス(正確には2回目かな)は脳ミソが痺れちゃうような、甘い甘いキスだった。
まーくんの口が離れていって、僕はボーッと熱に浮かされたような感覚でまーくんの顔をボンヤリ眺めた。
「かずくん‥……大好きだよ‥……大事にするっ!僕と付き合ってもらえますか?」
「‥……‥……‼‼」
まーくん‥……‥……僕、幸せすぎて泣きそう
「はい❤もちろん❤よろしくお願いします」
そう言って、まーくんと僕は二人で顔を見合わせて抱き合いながらクスクス笑った。
僕たちは、これから、ただの幼なじみじゃなくって、『恋人』として一緒にいれるんだね。
本当に本当に信じられないけど、目の前のまーくんが、まださっきのキスの余韻か、僕が知ってる幼なじみのお兄ちゃんの顔じゃなくて、なんだか見たことない、熱っぽい顔をして僕を見るから恋人なんだと‥……‥……‥……❤認識出来たんだ❤❤
あ~神様、仏様❤いるなら
僕を昨日の、あのドン底にいた気持ちから救い上げてくれて本当にありがとう❤
まーくんの恋人として、今日から頑張りまっす❤
ふと、まーくんを見ると
「かずくん、大好き❤」
って僕の一番大好きな、キラッキラッ✨✨のお日様みたいな笑顔でもう1回言ってくれた。
「僕の方が、まーくんの事大~~好き❤❤」
僕も負けずにまーくんに、ニッコリ笑ってそう伝えた。