僕のまーくん。
第5章 同じ想い
「かずくん!‥……聞いて」
まーくんに抱き締められたまま、僕はそぉっとまーくんの顔のほうを見上げた。
「かずくん!僕も、僕もかずくんのことずっとずっと大好きでした!」
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「ほ、本当に‥……?」
「うん!大好きだよ!かずくん!」
「‥……でも、僕ら‥……男同士だよ‥……まーくんは僕でいいの?」
「それは、僕のセリフだよ。かずくんには絶対、僕の気持ちは伝えるつもりはなかったから‥……そう思われるのが怖かったから‥……」
信じられない‥……‥……
まーくんも僕も同じ気持ちでいたんだ‥……
「かずくん、可愛い❤」
「嬉しすぎて、僕死んじゃいそうだよ。クフフ‥❤」
そう言って、まーくんはギュ~ッと僕を抱き締めた。
「まーくんに気持ち‥……伝えて良かった‥……」
「まーくん‥……‥……❤」
ウルウル上目遣いでまーくんを少し見上げる。
「ねぇ、かずくん。それわざと?」
ん?
「かずくん、メッチャ可愛い❤❤」
そう言って、僕のほっぺたをふわりと大きなまーくんの手が包んだ。
そのままみつめ合う。
「ねぇ、かずくん‥……」
「昨日の続き‥……‥……してもいい?」
///////////‼‼‥……昨日の、続き‥……?
「‥……ちゃんと、気持ち聞けたから‥……僕の気持ちも、伝えたから‥……」
「続き‥……‥……やり直そ?」
体温の高い熱っぽいまーくんの手が、僕の頬を優しく包みながら、
「かずくん、目、閉じて」
ハスキーなまーくんの優しくて、甘い声がダイレクトに僕の身体全身に響いてきた。
「まーくん‥……‥……」
ドキンドキンドキン❤//////
まーくんの手がそっと、僕の顎を軽く持ち上げたと同時に温かい感触が僕の口に触れた。
‥……‥……‥……‥……‥……‥‥……。
まーくん❤❤❤❤僕は今まーくんとキスしてる?
「んっ‥……」
優しく触れたまーくんの口がそぉっと離れた。
バチッと目が合った瞬間、何かが弾けた気がした。
「まー‥……‥……ぅんっ!」
後頭部をグイッと軽く引っ張られた僕は自然に唇が少し開いた。