
僕のまーくん。
第30章 ダブルデート的な?
J「俺、ちょっとジュース買ってくる!
ニノ、何がいい?」
潤くんが、ヨッと立ち上がって
僕にも聞いてくれた。
N「えっ、奢ってくれるの?ラッキー♪」
J「ニノの初体験祝いだよ!ブッ!」
潤くんが、自分で言って勝手に
吹き出してる。
プーッと、頬を膨らませて僕は
N「バカ!そんな安いジュースじゃ足んない
くらいの話だよっ!もう、何でもいいよ!
早く行って!」
ネタにされて恥ずかしいのと、
なんで、何にも僕は言ってないのに
まーくんとの関係が、潤くんには
分かったのか理解出来ない頭で一杯に
なっちゃって、急かすように潤くんの
背中を押した。
ハハッって笑いながら潤くんが、
ジュースを買いに行ってくれた。
なんだかんだで、優しい奴なんだから。
潤くんが、悩んでるなら聞いてあげたい
けど……今は大丈夫って言ってるなら
そっとしといたげた方がいいだろうね。
それにしても、潤くんと先輩がねぇ。
あっ!でも、なんかあった時に
頼りになるかもね。
男同士の恋愛なんて、少なくとも
身近にはいないし。
親友もそうなら、なんだか心強いわ。
潤くんは、その前に色々詳しそうだしね。
ジュース2個片手に戻って来た潤くんに
N「サンキュっ!」
って手を伸ばしたら、潤くんが咄嗟に
パッとジュースを上に持ち上げたもんだから、
思わず、おわっ!って
前につんのめった。
N「おいっ!」
見ると、又ニヤニヤしてるし。
今度は何よ?
J「欲しいなら、ちゃんと話なさい♡
まーくんとしたこと♡」
小悪魔な、笑顔を浮かべてる潤くんに
見下ろされてる僕。
あぁ……っ、優しい奴って思ってたのにぃ
