
僕のまーくん。
第30章 ダブルデート的な?
J「ねぇ。痛い?」
潤くんは、好奇心旺盛なガキんちょの
ように、目をキラキラさせて、
聞いてくる。
だから、目力っっ!!
それに、ヤられちゃう女子は多数。
イケメンすぎる、小さい顔をこっちに
向けてくるから、嫌でも話さなきゃ
みたいになっちゃって……
僕まで、この目力に吸い寄せられ
そうになる。
N「……痛い、よ?」
J「マジかぁ!?」
こっちが引くくらいのリアクションで。
潤くんは、次に
J「……で、気持ちよくなれた?」
真剣に……いや、絶対面白がってる?
風に聞いてきた。
N「…………」
J「良かったの?」
だんまり決め込んでる僕に、
潤くんが、わざとらしく囁くように
耳元で聞いてきた。
コクンと、言葉は発っさず頷いた。
J「可愛い!可愛い!ニノぉぉっ」
急に潤くんが、抱き付いて犬のように
スリスリしてきた。
N「ちょっ、ちょっと潤くん!
興奮しすぎっ!!」
何回、可愛いって言ってくれてるんだよ!
僕は、男だしっ!
J「だから、纏う雰囲気が全然違うんだ!」
潤くんが、言う。
J「ニノ、学校始まったら、気をつけた
方がいいぞっ!
色んな輩に、目つけられるぞっ!」
潤くんが、訳分からない事を言うもんだから
N「はぁ?」
ってすごい声出ちゃったじゃない。
J「相葉先輩も、気抜けねぇかもなぁ……」
なんて、本当に意味不明な言葉を
並べてる。
何なのよ?一体……
J「まあ、クラスは俺がいるから、
守ってあげれるかんな♡」
潤くんが、ニコニコして変な事言うから、
N「意味不明!潤くんは櫻井先輩
守ってあげればいいじゃん!
第一、何から守られるわけ?」
J「そりゃ、色んな輩たちって言っただろ?」
N「輩ってなんだよ?僕男だし、
狙われるなんてマジ意味不明!」
ちょっとイライラしながら潤くんに
言ったら、また
J「ニノが可愛いから悪いの!」
って本当によく分からない事言ってる。
J「まぁ、ニノが相葉先輩とラブラブ
してんなら良かった!良かった!」
って潤くん、1人。
なんだかニコニコ納得しちゃった。
……何なのよ。本当に……
