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僕のまーくん。

第31章 潤くんの誕生日と花火大会



Nside


まーくん今忙しいかなぁ……


会えない日が続いて、今日でもう4日。
只今、午後1時半。


ソファーで、相変わらずゴロゴロしながら
ゲームしてる僕。


毎日、ラインだけは邪魔しないように
ちょっとだけはしてたけど……


まーくんに、会いたい。
声が聞きたい。


女子だな。
僕。
完全に……


まーくんは、僕に会えなくても
平気なのかな?


小さい頃から、ずっとずっと一緒だった
まーくん。


付き合い出して、この前初めて
エッチして。
僕らの関係が、幼なじみから完全に
変わった今は……


毎日でも、ずっと一緒にいたいって
思ってるのは僕だけなのかな?


課題やら部活動やら毎日忙しいまーくん。


全部終わったら、会えるからって
約束してくれたから。
頑張って、待ってるだけの僕。



ちょっと……でも。


もう、限界。



会いたい、会いたい、会いたいよぉっ!
 


昨日、潤くんと約束した花火大会の事。



夜、ラインで送ったら、


【オッケー♪】


ってスタンプが一個きた。


スタンプだけ?


って思ってたら、次の一言で
一気に上がる僕。


【かずくん大好き♡楽しみにしてる】



って。



まーくんとのラインの一言一言だけで
一喜一憂してる僕。


はぁ……



早くまーくんに会って、触れたい。



……と、その時。



ピンポーン♪



家のチャイムが鳴った。


誰ぇ?


セールスならお断りでぇす。



……。



ピンポーン♪ピンポーン♪



かなり、しつこく鳴らされて
イラッとしちゃった僕。



母さんも、今いないしもう……


面倒くさいなぁ。



誰だよ!



インターホン越しに、やっとその
人物を確認しに行った僕は、


ッ!!



シルエットだけで、誰かすぐに
分かっちゃって。


ずっとずっと会いたかったその人の
姿に大急ぎで、リビングから
飛び出した!



「まーくんっ!!今、開けるねっ!」






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