
僕のまーくん。
第31章 潤くんの誕生日と花火大会
まーくんと外で手を繋いで歩くのは
やっぱり、まだ慣れない。
誰かに可笑しな目で、見られちゃうのも
まーくんに悪いし……
でも、まーくんはどこ吹く風。
ニコニコしながら僕の手を繋いで歩く。
もう、いいや。
って思いながら、この貴重な時間を
大事にしようと思い直して、
まーくんについて歩いた。
潤くん達との約束15分前。
待ち合わせ場所のでっかい神社が見えてきた。
N「潤くん達まだだろうね。」
A「うん、多分僕らが早いんじゃない?」
潤くんと先輩のツーショットは
まさにレアだ!
誰も二人が付き合ってます。って事は
知らない事実だろうね。
僕らだって面と向かって話すのは
初めて……だよね。
結構、興味津々だな。
カップルなんだよねぇ?
あの二人がだよぉ。
先輩と会うのは、この前に本屋さんで
先輩が、逃げてったあの日以来だから。
正直、どんな顔していいか分からない
から困る。
潤くん頼みますよ?
今日はあなたが、主役のようなもんじゃない。
誕生日なんだから。
好きな人と一緒にいれるんだから、
お互い、幸せだね。
潤くん。
まーくんといるのに、ちょっと緊張してきた。
いや、緊張?
ちょっと違うかな……
リアルに興奮してきましたよ。
あ~ドキドキ。
