
僕のまーくん。
第31章 潤くんの誕生日と花火大会
S「おいっ!」
先輩が、まーくんの頭をぺしっと叩いた。
まーくん……
単刀直入すぎですから。
入れられるって……///
いくらなんでも、聞き方っ!!
潤くんは、先輩の顔を見ながら
J「俺らは、俺らなりにゆっくり
進めて行くんだよなぁ♡」
なんて、マイペースな発言してるし。
焦る櫻井先輩を、完全に振り回してるな。
………………。
だけど、まだだったんだ。
てっきり、最後までいっちゃってんのかと
思ってた。
さっきの先輩の態度からしてさ。
案外。
潤くん限定で、照れ屋さん発揮するのかもね?
可愛いじゃん。
先輩も。
僕を好きだって追いかけ回していた
同じ人とは思えないなぁ。
A「翔ちゃんも愛されてんねっ♡」
まーくんの言葉に、うんうんと頷く僕。
確かに。
最近付き合いだした初々しい隣のカップルと、
付き合いは長い幼なじみで、付き合いだしたのは
まぁ最近の僕ら。
どっちのカップルも、幸せって事で♪
たこ焼きや、焼き鳥、かき氷をみんなで
横一列座って食べながら、わちゃわちゃ。
あ~楽しっ♪
高一の夏休みの思い出を又胸に刻みながら。
始まった花火を
四人でたくさん楽しんだ。
まーくんの横顔を見ながら、
「来年も又まーくんと、来れますように」
って願った。
僕らの夏が終わる。
