
僕のまーくん。
第33章 勘違い?
Nside
……ケホッ、ゴホッ
喉、痛い……
あーあ。
やっちゃったぁ……
やっぱり、昨日のアレで完全に
風邪引いたっぽい。
……だるい。
なかなか、起き上がれない重い身体に
今日、学校どうしよう……って
思いながら。
おまけに……腰も痛い……
もうすぐ、まーくん迎えに来るよなぁ
とりあえず、熱は……あるのかないのか
分かんないけど。
制服着よう。
下に降りて行ったら、母さんが
朝ご飯の支度をしながら
「おはよー♪」
って声かけてきた。
ケホッケホッって咳をしながら
「はよー」ってとりあえず返した。
「あらぁ?風邪?熱は?行ける?」
次々に僕が返事をする前に質問責めに
あって……
一言。
N「大丈夫」
とだけ言って洗面所に向かった。
鏡の前に行って自分の顔を見た。
……顔も髪型も。
N「……ひどいな、ハァ」
朝からだるいからテンションも
下がりっぱなし。
ケホッ……ケホッケホッ……
とりあえず、顔洗って髪はとかすだけ
無駄な抵抗かもしれないけど。
やるだけやって。
ギリギリ支度は、間に合った。
N「なんにもいらない」
母さんに一言、言って靴を履いてたら
A「かずくーん、おはよー」
まーくんの声が玄関の向こう側から聞こえてきた。
