
僕のまーくん。
第33章 勘違い?
投げた白い紙のソレをもう一度拾って、
グシャグシャと小さく丸めて、後ろの
ゴミ箱に投げ捨てた。
ケホッ、ケホッ……
……………………。
なんか、朝からやだなぁ。
益々、身体がだるく感じた。
机の上にそのまま突っ伏した。
……ケホッゴホッ……ケホッ……
咳、ひどくなってきたし喉と頭も
痛くなってきたなぁ……ハァ……
J「ニノ?おは~何?どした?風邪?」
そろりと頭を持ち上げて右側を見たら
潤くんがいた。
N「おはよ。……うん」
J「……………………。」
潤くんがなんか黙ったまんまこっちを
ガン見してる。
N「……何?」
J「……ニノ。ヤバい!」
N「何が?」
J「可愛すぎる……」
N「はっ?」
J「お前……相葉先輩の前でだけ
その顔見せろよぉ」
N「何言ってんの?僕、体調最悪
なんですけど……」
朝からいきなり、会って変な事言う
潤くんに少しイライラして。
僕は眉間にシワを寄せながら
体調不良を潤くんにアピールした。
J「……やっぱお前、なんか出てるよ。
フェロモン……フフッ」
ニヤニヤしてる潤くんに
N「バカじゃない」
って一言だけ返してまた突っ伏した。
J「ニ~ノちゃん♡ごめん、具合悪いのに
。だって、本当なんだし」
そう言って僕の背後からガバッと
抱き締めるポーズの潤くん。
潤くんの重みを感じながら、
余りの怠さに、されるがままになっていた。
