
僕のまーくん。
第33章 勘違い?
もう一度目を閉じた。
何だろう…………
なんか、夢にしてもさ。
……違和感。
まーくん……
さっき、寝るまでここに座ってトントン
してくれてたまーくんを思い出す。
……………………。
トントンされながら、夢の中に
入って行った僕。
……多分。
夢?
じゃあ、あの目覚める前に聞こえた
ガラガラガラって……扉が開く?閉まる?
音は何だったの?
誰かいたんじゃないの?
………………。
まーくんは、あんな手冷たくないっ!
やだっ!!
なんか、そう思ったら急にブルッって
寒気がしてゾワッと鳥肌が立った。
と、同時に。
夢でありますように!
夢でありますように!
夢でありますように!
まーくんでありますようにッ!
まーくんでありますようにッ!
繰り返し心の中で唱えた。
あっ!そうだ
まーくん……ライン何時にきてる?
ごそごそ……スマホを開いて見た。
10時45分……
三時間目始まってちょっとだよね。
ってことは、だいぶ前に出てったの?
……まーくんに聞いてみなきゃ
分かんないや。
頭……痛いや。
もう、変なこと考えるの止めよ。
朝から、キモいメモが入ってたり。
熱が上がって頭痛かったり。
……変な夢見たり。
……具合悪いせいだ。
全部。
……まーくん会いたい。
早くここに迎えに来て。
