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僕のまーくん。

第36章 確認したい事



Nside


綾野君に果たして、何て切り出せば
いいんだろう……


悩む。


「僕らになんか用があるの?」


とか?


「僕らをつけ回してる?」


いくらなんでも単刀直入すぎるよね……


……それにしても。


本当に、僕らをつけて来てる奴なんて
そもそもいるのかな?


まーくんの、思い過ごしとかじゃなくて?



……にしても。


二学期になって、妙な事が僕の周りで
起きてる事は……確かだから。



ハァー。


面倒くさい事には巻き込まれたくないよぉ


 
ちらりと横の潤君に目をやると、
何やらスマホを机の下で弄ってる。


……。


授業中ですよー。お兄さんー。



まぁ、オレも似たようなもんだけどさ。


ボーッと、授業に関係ない事ばっかり
考えてるしさ。


……前の綾野君は真面目なんだろうな。


さっきから、黒板の文字をノートに
一生懸命とってるみたいだしさ。



……この人が、僕らをストーカーしてる



なんてねぇ……



やっぱ、信じられないなぁ



理由も。



さっぱり、分からないし……ね?



やっぱ、本人に聞くのが一番……かなぁ


あー、やだなぁ。



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