
僕のまーくん。
第36章 確認したい事
授業が終わったタイミングで潤くんが
J「話って何?また、なんか入ってた?」
って聞いてきた。
……えっと。
やっぱ、ここじゃまずいか。
潤くんに、廊下行こって促して……
歩きながら、潤くんに話した。
N「ううん、違う。あのさ……僕ら登下校時にさ
最近、誰かにつけられてるんだ」
J「はぁっ?」
潤くんのリアクションに僕も納得する。
「つけられてる」
って言うのだけで、なんか日常生活の異変を
感じちゃうよね?
J「僕らって、お前と相葉先輩?誰にだよ?」
潤くんが意外にも、真面目に聞いてくれるから
僕も、ちゃんと話した。
N「分かんないよ?まだ、分かんないよ本当に……」
言い溜めてると、潤くんが
J「分かったよ、いいから誰だよ?」
早く教えろと言わんばかりに詰め寄られた。
N「びっくりしないで下さいよ?」
J「おぅ」
N「僕の席の前の人かも……」
J「あぁっん!?」
N「シーッシーッ!」
慌てて潤くんの口を手で塞いだ。
N「いや、だからまーくんが言うにはだよ?
違うかもしれないから!まだ、分からないし」
僕は、慌ててそう言って、
向こう側に座ってる綾野君を自然に
見てしまった。
潤君が
J「マジかぁ……あいつ黒だな。やっぱ」
なんて、もう結論が出ちゃってるみたいな
言い方をするから
N「分かんないんだってば!だから、なんか
確かめる方法ないかなって……」
モゴモゴ言ってる僕に潤くんは
J「本人に聞きづらいなら登下校時に確かめれば?」
って割りと簡単な事をさらりと提案してくれた。
N「……確かに」
次から、ちょっと注意深く周りを観察して
みればいいか。
J「なんなら、相葉先輩と別々に帰って
どっちがターゲットになってるか
検証してみればいいんじゃね?」
って、さすが潤くん。
ナイスアイデア!
応援団の練習もあるから、遅くなるかも
知れないけど、早速まーくんにも
その事伝えて
今日の帰り道から、実践してみる事にした。
