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僕のまーくん。

第36章 確認したい事



僕にとっては、初めての放課後で応援団の練習。


ドキドキするけど、潤くんと一緒に校庭に
向かったら、もう三年生が集まっていた。


まーくん達は……いないね。


団長さんに、挨拶をした。

N「初日から、休んですみませんでした。1年の
 二宮です。よろしくお願いします。」


僕の精一杯の挨拶を団長さんは、にこやかに
受け入れてくれた。

「ああっ、今日から厳しいかもしれないが、
 皆で頑張って行こうな。」 


って。


……それにしても、まだやっぱ、暑いな。


病み上がりには、ちょっときつい。


予定時間、十分前にまーくん達は現れた。

近くまで来たまーくん、櫻井先輩、大ちゃん先輩。
ジャージ姿で、皆リラックスして笑っていた。


O「ニノ!もう大丈夫?」


大ちゃん先輩が、頭をポンポンってして
心配してくれていた。

N「はい、大丈夫です!」

ニコニコニコニコニコニコ。


先輩からは、いつでもマイナスイオンが放出
されているみたい。


僕もつられてニコニコ。


二人で、ニコニコしてたらまーくんが


A「かずくん、聞いてくれた?あいつに」


コソッと聞いてきた。


N 「まーくん、あのね……本人には聞けなかった
 んだけどさ。今日から、別々に帰ってみない?」


A「なんで?」


N「そいつが、もしまだ僕らをつけるなら、
 僕かまーくん、どっちがターゲットか分かる
 じゃん。しばらく、それで周りを警戒しながら
 帰ってみるのはどう?」


A「うーん……」



まーくんが、この提案にすぐに納得するって
思っていた僕は、まーくんが
何やら渋る様子を見せた事を不思議に思った。


N「ダメかなぁ?」


A「うん、それダメぇ。かずくん、一人に
 させられない!」


……あっ。


そういうことか……


まーくんやっぱり……


S「過保護だなぁー!相葉ちゃんは」


いきなりの櫻井先輩インに、びっくりした。


しかも、僕の心の声を勝手に代弁しながら
来たし(笑)


J「オレが今話した!」


A「内緒だよ!まだ。誰が聞いてるか
 分かんないし!」

S「顔、分かってんならそいつ……綾野?って
 奴本人に聞きゃいいじゃん!そんな、
 まどろっこしい事しなくてもよぉ~」

櫻井先輩が、簡単な事じゃん!
みたいに、言ってくる。

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