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僕のまーくん。

第38章 綾野くん



N「さっき聞いてきたよね?その
 知り合いが相葉先輩かどうかって?そうだよ。
 まーくんが、あんたがずっとつけてんの
 見てたのよ。僕は半信半疑だったけど……
 だから、綾野くんの事は知ってるよ?」


やっぱり、相葉先輩だったんだ……


気付かれていたなんてぇぇッ!


頭の中、軽くパニックです……



「……ですよね」



N「まーくんは、僕らについてきてるストーカー
 だって思ってるから……」



………………ストーカー。



ですか。



そう思われてるんですね……
だから、二宮くんのさっきの聞き方……
こんな可愛い二宮くんがすごい剣幕で
聞いてきた様子を思い出した。



「そうですか……」


二宮くんは、俺の目を真っ直ぐ見ながら
こう、その後聞いてきた。



N「……あのさ、まーくんに一目惚れしたって……」


唐揚げにグサグサ箸を指してる二宮くん。



「はい」



N「……何がきっかけなの?」



きっかけ……か。



N「ストーカーするくらいなんだから
 よっぽどでしょ?」



向こうから、睨んでる二宮くん。



「……さっきからストーカー、ストーカーって
 言わないでくれます?……俺は相葉先輩を
 ただ見たくて……」



「ストーカー」扱いされてる事が腑に落ちなくて
正直な心の声を向こう側に座っている
二宮くんに向かって、吐き捨てるように
ブツブツ呟いた。



それを聞いた二宮くん。
キッと上目遣いで睨みながら



N「だから、それがストーカーって言ってんじゃん
なんで?なんでまーくんなの?」


また、可愛い顔の眉間にシワを寄せていた。


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