僕のまーくん。
第41章 綾野くんpart2
自分の部屋のベッドの上で……
さっきの夢のような状況を思い出す。
*******************************************
「二宮くん!お、お願いです!今この機会に
オレをっ、二宮くんからせ、先輩に紹介して
くださいッ!二宮くんとせっかく話が出来て
ゆ、勇気……もらったんです!」
N「ちょっ、綾野くんお、落ち着いてッ…」
焦ってる二宮くん……
今思えば、この時どう思ってたんだろうか?
昼間、話したとはいえ……
こんな、ワケわかんない奴に……
急に来て、自分の彼氏を紹介しろって
迫られて……
知らなかったとはいえ……
悪かったな。
……でも、冷静になってよく思い出してみたら
あんなに一生懸命に僕を落ち着かせようと
ワタワタしてた二宮くんに……
ある意味、萌える……
可愛いんだもんなぁ
二宮くん。
綾「二宮くん!お願いです!!」
あの時は
俺も必死だったし……
相葉先輩のあんな、カッコいい応援団の
練習してる姿や、バスケットボールを
真剣に追う姿を見た直後だったし……
興奮しちゃってたからなぁ
でも、そこに!
そこにさ!
ついに、ついに!!!
あの憧れのあ、相葉先輩が現れて……!
ぎゃあぁぁぁっっ!
心の中の叫びが、外に漏れそうぉ!!
うわぁ!うわぁッ!
「おいっ!!お前ぇッ」
ちょっと離れた所にいる俺に
乱暴だったけど……
話しかけてくれたんだよなぁ……あぁ……
……怒鳴られてたけど。
N「まーくん!ちょっと待って!」
この時
二宮くんが俺に押さえつけられてるように
見えたんだろうか……
今、思えば「恋人の危機」を
目の色変えて、俺に向かって突進してきた
相葉先輩は……
もう、もう!!
王子様じゃないですかぁ!
カッコいいカッコいい!カッコいい!
……俺は完全に相葉先輩からは
「悪者」
だったんだけど……
A「かずくん、大丈夫!?おいっ!お前何やって
やがんだよっ!」
アァァッ!
ちょっ……ちょっと……腕!
腕ぇぇ!相葉先輩の腕がぁ俺にぃ!?
俺の腕に触ってる!
触ってるぅ!?
も、死ぬ……