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僕のまーくん。

第41章 綾野くんpart2



最大に緊張して言った「告白」に。


目の前の想い人。
太陽の神様改め、相葉雅紀先輩からは


A「ハッ!?」


と、でっかい驚きの声が返ってきた。


うわぁ……あぁっ!
み、見れない。
先輩の顔ぉぉ……

手をごしごし擦り合わせながら、
なんとかこの場の空気に耐える。



A「好き……です?って誰を?はっ?えっ?」



相葉先輩の困惑した声が耳にやっと
入ってきた。

あっ……でも、さっきの怒鳴っていた
相葉先輩ではなくなった。


でも、でも。


もう……俺。


今言った言葉で精一杯すぎて……
何も言えません。


あぁ……すみません。



そしたら、そっからずっと黙ったまんまの
可愛い二宮くんが話始めたんだっけ……



今思い返せば……
目の前で自分の彼氏が、男に告白なんか
されたんだ……


本当に嫌だったろうなぁ……二宮くん。




N「……まーくん。綾野くんね、まーくんが
 好きなんだって。」



相葉先輩にそう、分かるように説明してた二宮くんの、次の言葉には……


本当にびっくりしたなぁ……



ううん。



っていうか……


本当はわかってたんだ。



俺……




N「だけど、まーくんは僕のまーくん
 なんだもんねっ!!!」




この、意思をハッキリ持って俺に向けられた突然の
二宮くんの最大の相葉先輩は、僕のもの宣言。



俺……



ずっとずっと見てましたから。



この、二宮くんの言った言葉こそが
やっぱ真実なんだって。


わかってましたよ。



心のどっかでは……



「彼女いるよ?」
って言ってた二宮くんは、
俺にあの時、まだ言えない事実を……
精一杯のウソで、俺を牽制してたんだって。




……やっぱ、二宮くん優しい人ですよ。



「えっ……」





N「ごめんッ!綾野くん!僕、嘘ついたッ!
 僕なんだ。僕、まーくんと付き合ってる
 仲だから!幼なじみ以上の仲なんだ」




「……やっぱり、そうですか……」


びっくりはしたけど、頭では簡単に
理解出来てた。


言ってもらえて良かったです……



A「かずくん……えっと……」



全然知らなかった太陽の神様の動揺
している姿も、見逃さず……
見れましたしね。


あぁ……




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