僕のまーくん。
第42章 綾野くんpart3学校編
やってきました。
月曜日の朝……
スマホのセットしてあるアラームよりも
バカ早く起きた朝4時半。
あれから、2日過ぎて……
今日は学校なんだけど。
いつも迎える朝とは、一味違うんです。
机の上に洗濯して綺麗にアイロンをかけた
その、グリーンのハンカチを手にとった。
二宮くんに貸して頂いたハンカチ。
クンクン……
鼻に持っていき、香りを確かめた。
二宮くんの優しい甘い、あの独特な
いい匂いは消えてしまって……
うちの柔軟剤の香りに変わっていたハンカチ。
……夢じゃないっ!
俺は、金曜日の放課後に
大好きな大好きな相葉先輩へ
生まれて初めて「告白」をして
……それから、同時に「失恋」も体験した。
速攻過ぎて……
起きたら全て夢だったんじゃないかと、
自分を疑った。
でも、俺に起きたあの出来事は確かに
現実だったんだって。
このハンカチを見て今、実感した。
あのお二人とのやり取りを……
「友達」でしょ?
手をとって笑顔で言ってくれた
相葉先輩の顔を思い出して……
朝からきゅんとしてる自分。
失恋はしたけど、やっぱり好きなんだ。
そんな簡単にはあの太陽の神様の魅力からは
抜けられない。
……好きって言っても。
その好きにも、少し変化は感じていた。
何故なら、二宮くん含めての……
あのお二人丸ごと、俺の中での
「好き」になったみたいだ。
……正直。
あの素敵なカップルを、ずっと見ていたい
自分がいるのに気付いた。
あぁ……これっておかしいですか?
早く、お二人の姿を見たくて見たくて
ウズウズしちゃってます……