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僕のまーくん。

第43章 紙切れの真犯人?



S「あっあ、うんまぁそっ、だけどさぁ」


翔ちゃんも、いつもとちょっと違う大ちゃんに
ちょっと戸惑ってる?
歯切れの悪い答え方してる。


A「ねぇ、大ちゃん」


O「ん?」


A「今も……その人としてた?」


O「何を?」


A「ライン」


O「あぁ……うんしてたけど?」


A「そっか、うん。そっか……」


O「……ニノの事が心配?」


A「あぁ……うん、まぁ。松潤にちょっと
 聞いたからさ」


O「狙ってるって……あいつニノになんか
 ちょっかい出してるの?」


A「え?ちょっかい……わかんない。まだ、
 そんな詳しくは分かんないけど……なんか
 同じグループになったらしい」


O「ふぅん」


……あっ、大ちゃんもう興味なさそうな顔
しちゃってるや。

眠そうだしね。

そりゃ、休み時間はほぼほぼ
寝ちゃってる大ちゃんが今日は
あんな所まで、行ったり来たりしてる
わけだかんね。


……もう、次の授業は完全にお昼寝タイム
突入ってか。


A「大ちゃん、ゴメン。眠いでしょクフフッ」


O「ん……」


顔を両手広げてごしごししちゃってる。
あっ、やっぱ。
これ出ちゃったら、もう大ちゃんダメだ。


A 「大ちゃん、あいつとなんか関わるなら
 …なんかかずくんの事言ってたり
 するの聞いたら教えて?」


O「あ?…ん、はい」


……あちゃぁ、もうお休みなさいだね。


くるっと大ちゃんのいる所から後ろを
振り返って、翔ちゃんと自分の席に戻ろうと
した時、大ちゃんが呼び止めた。


O「相葉ちゃん…心配いらないよ?」


A 「え?」


O「ニノと相葉ちゃんは大丈夫」


半分瞼が閉じてる大ちゃん。
ニコニコしながら、そう言って
机にそのまま伏せちゃった。


……大丈夫か。


大ちゃんはやっぱ不思議な力持ってる。
この人が口にした言葉は、そうなる気がする。
…寝ちゃってしまったけど。


……子猫ちゃん、もとい。
「みーちゃん」を
大ちゃんはどうすんのか分かんないけど
ラインしてるくらいだから、丸山ってあいつと
大ちゃんはまだ、きっと関わるんだろう。


かずくんに、ちょっかい出す奴なんか
僕が、許さないから。
マジで。
……狙ってるって内容がまだ聞いてないから
よく分かんないけど。

自分の席に戻って、スマホを取り出した。

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