
僕のまーくん。
第45章 ドキドキの体育祭
A「ね、綾野くん!君にお願いがあるんだけど…
ね、急に本っ当にゴメン!きいてくれる?」
えっ?
まーくんどうしたの?
急に……
だって、綾野くんビックリして前髪から覗く
ちょっと鋭い目が真ん丸くなってるし。
顔もさっきより、赤くなっちゃってますよ?
僕もまーくんの行動にビックリして、
何にも言えず見ていた。
「えっ……あっ、あっ……」
驚きを隠せない様子の綾野くんに
A「君、かずくんと今日1日、行動を共にして
くれないかなぁ?ね、お願い!お願いします!」
!?
って、まーくん、はぁ!?
んもうっ!
ちょっ……
N「まーくんっ……ハァ」
櫻井先輩がいつも言ってからかってる
「相葉くんの過保護な保護者」
が、こんな所で出ちゃってるからぁっ!
しかも、頼んでるのはあなたについ、この前告白
してくれたあの、綾野くん。
いくら、友達になったからって……
まーくん、あれから綾野くんと関わってないでしょ?そんなにぃ……
綾野くんだって急にそんな事言われて、迷惑だよぉ
なんて、思ってたら、綾野くんが
「え……喜んで、え…っとでも、なんで…?」
まだ手を握られながら、うつむき加減の綾野くんは、突然のまーくんからの意味不明なお願いを、
いともあっさりしかも何故か「喜んで」
なんて、ワードまでつけてOKしてくれて……
それに、まーくんは調子に乗って
A「え?本当に、いいの?ありがとう~ぉぉ
実はね、かずくん達のクラスにかずくんを
狙ってるワケわからん奴がいるんだよぉ
僕が、ずっとかずくんの側にいれたらいい
んだけどさぁ……無理でしょ?
君なら、かずくんとクラスも一緒だし、
なんたって僕らの事知ってる数少ない
大事な友達だからさっ!なんつっって♡」
………………。
まーくん、そりゃ綾野くん。
絶対、まーくんにそこまで言われたらさ……
「そうなんですか……はいっ!分かりました!
と、友達ですもんね///ぼっ、僕、たいよぅ
……相葉先輩のお願い絶対守ります!
二宮くんの側から絶対絶対離れませんっ!」
ほらぁぁ……っ!!
二つ返事に決まってるじゃん~~~
しかも、綾野くんの気合いに圧倒されちゃう。
まーくんは、ニコニコしながらそのイケメンな
顔で綾野くんを一瞬で落としてしまった。
