僕のまーくん。
第9章 翔ちゃんとかずくん
よく意味が分かりませんが……
上にいるかずくんの……連絡先……?
わざわざ家までやって来て聞く事?
…………………………………………。
「……翔ちゃん……」
「なんで?」
「なんか、企んでる?」
「ちっ、違うし!企んでなんかないしッ!」
ってブンブン手を振ってる翔ちゃん。
………じゃあ、なんで、かずくんの連絡先なんて
知りたいわけ?
頭をポリポリ掻きながら、翔ちゃんの口から次に出た言葉にスゴい衝撃を受けて
次の瞬間、2階にいるかずくんまで、筒抜けになるほどの大声を僕はあげてしまった。
「相葉くん、俺さ……夏休み始まる前から、二宮くんが超気になって仕方ないんだよね❤」
って…………はいぃぃぃーい⁉⁉
「ええぇっッッッッ!!」
「声でけぇな……ぷっ。な?ビックリだろ?」
翔ちゃんが、ハハハって笑いながら今したばかりの突然のカミングアウトに、ちょっと恥ずかしそうに笑って……
「相葉くんの幼なじみだし、一番よく知ってるだろうしさ!」
ちょっ!ちょっ!ちょっとタンマ❗
「しょ、翔ちゃんそれって……」
僕はあまりにも、翔ちゃんからの突然のカミングアウトに動揺しまくり、咬みまくりで……
「かずくんのこと、そういう意味でって事?」
「あー、まぁ、そんな感じ?フフッ」
笑ってる翔ちゃん……
嘘でしょ……嘘だろーぉぉ!
なんでだよぉ!
よりにもよって、なんで僕のかずくんなんだよぉ!
「相葉くん?」
僕の動揺が、思いっきり顔に出てたのか、翔ちゃんがちょっと気になったみたいで……
「ビックリしすぎた?」
って聞いてくる。
イヤイヤイヤイヤ!ビックリどころか、
心臓が一瞬止まったかと思ったよ……
ど、どうしよう……
「翔ちゃんは、なんでかずくんのこと?」
やっとそれだけ聞けた
「いやぁ、相葉くんのとこに初めてきた二宮くんが、可愛いなって思ってたらさぁ~~」
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「なんか、めちゃくちゃ気になってきたんだよね~」