僕のまーくん。
第3章 気付いてるの?
Nside
まーくんの、教室に行ってみようって急に思った。
なんだか、急にまーくんに会いたくなって‥……って女子か!って一人、心の中で突っ込んだ。
潤くんが、「どこ行くの?」って聞いてきたけど、「う~ん?トイレ~」ってごまかした。
‥……‥……‥……‥……‥……。
あれ。
何?
まーくんが、僕の知ってるまーくんじゃない様子が今僕の目線の先に映ってる。
‥……‥……おかまごっこ?
ってか、あのイケメンの人とすごく楽しそう。
まーくんの友達‥……だよね‥……
やっぱり、二年のまーくんは僕の知らないまーくんだ。小さい頃からずっと知ってるのに、まだまだ知らないまーくんはたくさんいる。
あっ!ヤバッ‥……//////
目、合っちゃった。
急にドキドキしてきて、耳が熱くなってきたのが自分でもわかる。
‥……‥……‥……まーくん。
‥……声でかいから‥……‥……///やだ‥……。
恥ずかしい~~
そのまま、手、握られちゃって僕は今見ていたばかりのまーくんの、友達だと思う人たち二人の前に立っていた。
いや、あのね。
まーくん。
僕は、手握られたまんまなのも、正直ドキドキしてるんだよぉ///
僕が、一言小さい声で挨拶すると、目の前のイケメンは僕に向かって、いきなり「可~~愛い~~❤❤」って‥……
❤❤ってなんだよ!
可愛いってなんなんだよ!
しかも、おかまごっこまだ、続いたまんまだし。
まーくんは、なんだか焦せ焦せしてる。
‥……って思ってたら、グンってまーくんに手引っ張られて廊下をグングン歩いてた。
グングン今通った廊下の向こう側から、誰かの視線があったのも気づかずに‥……
まーくんに、引っ張られるがまま僕は着いてった。
結構な勢いで、まーくんは僕の手を引っ張って結構歩いた。